トップページ > 黄斑変性症を改善するルテイン
− マスコミが報道した「ルテイン」 −
【 わかさ 2001.12より抜粋 】
失明率の高い難病「黄斑変性症」が、
ルテインで続々回復し、衰えた視力は確実に向上 |
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日本人にも急増する黄斑変性症(AMD)
黄斑変性症は、欧米人に多い目の病気で、アメリカでは65歳以上の4人に1人がかかるといわれます。黄斑変性症の特徴は失明率が非常に高いことで、イギリス人の場合には、失明した人の約50%原因であると報告されています。
黄斑変性症は、瞳の色の薄い人ほどなりやすいといわれ、欧米人に多発するのも、そのためです。日本人は瞳が黒いので、30年ほど前までは、患者さんはほとんど見られず、日本人には無関係の病気と考えられていました。
ところが、食生活や環境の変化が影響しているせいか、近年になって、日本人にも目立ちはじめ、患者さんの数は年々増加する傾向にあります。
黄斑変性症のチェック法 |
読書をする距離で、片方の目だけで中心の点を見る。
(老眼鏡を使ってもいい)
1.すべての線がまっすぐ見えるか
2.ゆがんだり、ぼやけて見えないか
3.格子の一部が欠けて見えないか
左右それぞれの目に、1〜3のうち「いいえ」と答える事項が
1つでもあれば、専門医の診療を受けてください。
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黄斑変性症は、次のようなしくみで起こります。目をカメラにたとえると、フィルムに当たるのが網膜です。この網膜の中心にあるのが黄斑部で、水晶体を通して入ってきた光の情報を鮮明な画像として結ぶ働きがあります。
黄斑部には、光を識別する光受容体が何百万個もあり、ものを見るときに、いつも光にさらされます。その結果、黄斑部にある脂質(脂肪)が、光の照射が発生する活性酸素(攻撃性の強い酸素)によって酸化され、過酸化脂質(酸化された有害な物質)になります。
この過酸化脂質が黄斑部を変質させ、視力障害を引き起こすと考えられています。
黄斑変性症のしくみとルテインの効果 |
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網膜の黄斑部に太陽光線に含まれる青色光が当たると、活性酸素が発生して細胞を傷める。その結果、新生血管が生まれて欠陥が破れ、出血を起こしたりするために、組織が変性してしまう。 |
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ルテインは、青色光を吸収するほか、活性酸素の害を食い止めて出血斑を消したり、組織の変性をもとに戻したりする。その結果、黄斑変性症が回復し、視野の歪みや視力の衰えが解消する。 |
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黄斑変性症の大半は、乾燥型と呼ばれるもので、黄色みを帯びた沈殿物が黄斑部に蓄積されて起こります。乾燥型の初期症状は、ものがぼやけて見えたり、線がゆがんで見えたり、視覚の中央部分に黒い点が見えたりします。
症状は片方の目から始まり、ゆっくりと進行して、やがて両目に及ぶことも少なくありません。そのまま放置しておくと、視力が極度に低下して、最悪の場合には失明にまでいたります。
もう一つのタイプは、湿潤型と呼ばれるもので、黄斑変性症の約1割を占めます。これは、黄斑部が障害を受けて新しい血管が伸びてきて、その血管が破れて出血を起こすことが原因です。湿潤型の症状は急速に進み、しかも、かかった患者さんの大半が失明してしまいます。
目を傷める青色光を吸収するルテイン
ルテインが、黄斑変性症に優れた効果を発揮するのは、次のようなしくみによると考えられています。
光の中でも、青色光は特にエネルギーが強く、目に有害で、大量の活性酸素を作り出す原因になります。ルテインはこの青色光を吸収して、活性酸素の発生を抑えます。
そして、すでに発生してしまった活性酸素に対しても、ルテインはその害を抑えて網膜(黄斑部)の酸化を防ぐのです。
実際、ルテインの黄斑変性症に対する効果を確かめた日本の眼科医の報告では、ルテインを投与した黄斑変性症の患者さん150人のうち約9割の人が改善し、視力も大幅に回復したということです。
日本でも、黄斑変性症は今後ますます増えることが予想されます。その予防のためにも、ホウレンソウやブロッコリーなど、ルテインを多く含む食品を日ごろから努めてとることが大切です。
また、手軽に補給できる栄養補助食品もおすすめします。
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