トップページ > 緑内障を改善するルテイン
− マスコミが報道した「ルテイン」 −
【 わかさ 2001.12より抜粋 】
緑内障にもルテインは有効で、正常眼圧型の
人の眼圧さえ下がり、視野の欠けも改善 |
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眼圧の異常が引き起こす緑内障
カロチノイド(植物に多い色素成分)の一種のルテインは、白内障だけでなく、最近増えている緑内障の改善効果も大いに期待できます。
緑内障は、日本人では40歳以上の人の約3.5%に当たる約200万人がかかっているといわれます。緑内障は、眼圧(眼球内の圧力)が高くなるために視神経が障害を受け、視野が狭くなる病気です。しかもそのまま放置しておくと、最終的には失明にいたる危険もあります。
眼圧が高くなるのは、眼球内にある房水と呼ばれる水分が関係しています。房水は水晶体の厚みを調節する毛様体で作られ、眼球内に補給されて眼球を球形に保つ働きをしています。古くなった房水は、少しずつ眼球内から排泄されます。
房水の補給と排泄のしくみが正常に行われていれば、眼圧は一定の範囲内に保たれます。ところが、何らかの原因で、房水の量が増えたり、排泄がうまくいかなくなったりすると、眼球内に房水が充満して眼圧が高くなり、視神経を冒すようになります。これが、緑内障です。
緑内障には、いくつかのタイプがありますが、最近、特に増えているのが正常眼圧緑内障です。眼圧は、ふつう10〜21mmHgが正常とされています。しかし、眼圧はこの範囲内にあるのに、緑内障の症状が現れるのが、正常眼圧緑内障です。
正常眼圧緑内障は、もともとの眼圧が低いために、眼圧が上がったとしても正常の範囲内を超えることがなく、しかも、眼圧が正常の範囲内であっても、その人にとっては高すぎるために、引きおこされると考えられています。
ある調査では、緑内障の7割は正常眼圧緑内障であると報告されています。正常眼圧緑内障は、ゆっくりと進行して自覚症状も少ないため、早期発見は難しいといわれています。そこで、日ごろから眼圧を低く保つことが大切です。
緑内障の治療には、眼圧を下げる点眼薬を用いるほか、レーザーで房水の排出口をあける手術などの方法がありますが、決め手となる治療法がなく、難治の眼病といわれています。
マリーゴールドの花弁からルテインの
栄養補助食品が作られる
ルテインで緑内障の改善する人が続出
緑内障を引き起こす、房水の補給と排泄の異常が、何がきっかけで起こるのかについては、はっきりとわかっていません。
ただ、年を取るほど起こりやすくなるのは確かで、酸化の害や代謝(体内で行われる化学反応)の異常による目の組織の衰えがかかわっているものと思われます。
では、ルテインは緑内障に対して、どのような効果をもたらすのでしょうか。実は、ルテインの緑内障への効果についてはまだ研究が始まったばかりで、詳しいしくみは明らかになっていません。
しかし、ルテインの栄養補助食品をとることで緑内障の症状が驚くほど改善されたという例が、続々と報告されています。
緑内障が進行し、視野の欠損がひどくなり、右目は光も感じないほどになった60代の女性は、ルテインを飲み始めて2週間ほどで、少しずつ明るさを感じるようになりました。そして、2ヵ月後には欠損も改善して、ものがかすかにですが、見えるようになった、といいます。
また、50代の女性は、緑内障で眼圧が高く、1年半ほど前から通院していました。ルテインを飲み始めてから、約1ヶ月で、両目とも正常眼圧に回復し、症状も改善したのです。
60代の女性は、目が重だるく、病院で正常眼圧緑内障と診断されました。3年間、通院しましたが、症状に改善は見られなかったところ、ルテインを飲んで2ヵ月後には眼圧が17mmHgから13mmHgに下がり、目の重だるさもなくなったそうです。
これらの例を見てわかることは、ルテインには房水の分泌と排泄の異常を改善して、高い眼圧を大幅に下げる効果があるということです。
あくまで推測ですが、ルテインが、目の組織に入り込み、その優れた抗酸化作用を発揮して網膜や視神経を若返らせ、目の新陳代謝(古いものと新しいものの入れ替わり)を活発にしているのではないかと考えられます。
緑内障の予防と改善に、ルテインを積極的に補うようにするといいでしょう。
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