活性酸素は目の病気を引き起こす主役
〜 目の生活習慣病を引き起こす原因−「活性酸素」 〜
寿命の延びや、自然環境の悪化などに伴い、目の老化に伴う病気が急増しています。中でも、中高年で大幅に増加しているのが、白内障、緑内障、黄斑変性症で、目の生活習慣病とさえ呼ばれています。とくに、働き盛りに格別に発生率が高くなるのが、目の病気の特長です。
このように、目の生活習慣病を引き起こす原因は、活性酸素で、体内に炎症反応を起こします。この活性酸素が、細胞を破壊して、目の機能障害を起こすことがわかっています。
抗酸化力の強いルテインが不足している
〜 強力な抗酸化作用をもつ 〜
しかし、私たちの目には、本来、活性酸素の毒を打ち消す作用(抗酸化作用)を持つ成分が備わっています。
その成分とは、ルテインとゼアキサンチンです。この二つは、植物の色素を構成するカロチノイドの一種で、いずれも強力な抗酸化作用を持っていることが、数多くの研究を通じて明らかになっています。
私たちは、ルテインとゼアキサンチンを食べ物から補って体内に貯蔵していますが、貯蔵する能力は、年を取るにつれて衰えてしまうのです。そうして不足すると、目にさまざまな老化現象が現れてくることがわかっています。
実際に、ルテインを補うことで目の病気を予防できたり、治療できたりすることが、さまざまな研究によって裏づけられています。
1994年にハーバード大学が発表した研究によると、ルテインを日常的にとったグループは、ほとんどとらなかったグループに比べて、黄斑変性症の罹患率が43%も低かった、とされています。
以上のように、重要な目の若返り成分であるルテインを積極的にとることが、目の病気の予防にもつながるのです。
眼力食品「ルテイン」の特性
〜 目に多く存在する 「ルテイン」 〜
ルテインは強力な抗酸化物質であり、目に特異的に存在することが明らかになっている。人間の目には大量のルテインとゼアキサンチンが存在している。
◎1992年、ルテインの血中濃度が多ければ多いほど、黄斑変性症にかかる率が少ないことから、
1. ルテインとゼアキサンチンは青色光を吸収し、酸化を防止する。
2. ルテインとゼアキサンチンは、目の光受容体の活性酸素を消去する。 |
アメリカの健康誌で発表された研究によると、ルテインとゼアキサンチンの摂取量が高い人は、白内障のリスクが22%低下していました。また、飛蚊症や緑内障も改善されています。