瞳の健康を保ち、病気から防ぐには、悪い生活習慣を改める必要があります。
そのためにはなによりも先ず、食生活を見直さないことには、内側からの真の力強い健康を望むことはできません。
目の病気を改善する食事の基本は、血液を浄化する食べ物を摂取することです。血液は、酸素と栄養分を細胞に運び、二酸化炭素や老廃物を持ち帰ります。さらには体内に侵入した外敵を殺したり、体温調節を行ったりといった重要な働きもしています。 |
眼底にネットワーク状に張った血管
ドロドロ血液のは目に影響する
ドロドロ血液の状態は、ダイレクトに目に影響し、目の老化を早めたり、重い病気を引き起こします。
よく起こる症状が、目のむくみです。実は目の健康には、血液の流れとともに、水分の代謝(体内で行われる合成や分解などの反応)も深く関わっています。
サラサラ血液が目の隅々まで流れ、適度な水分で潤っていれば、目はつねに正常な状態を保つことができます。
ところが、血液がドロドロして滞ると、水分も同時に滞るため、目は重たくむくみます。そして視力がおちることさえあるのです。
あまり知られていませんが、もともと目は過度にむくみやすい器官です。ストレス・運動不足・偏った食事などが続いて全身の血液の流れが悪いと、慢性的なむくみになります。
そして、慢性化した目のむくみによって、酸素や栄養素が毛細血管の末梢まで届けられず、眼神経や目の細胞が正常に機能しなくなります。
また、ストレス・紫外線・喫煙などで白血球が活発になり過ぎて、活性酸素を放出するようになると、血液の粘着性が高くなります。そして、血小板の血液を固まらせる働き(凝集能)も強くなって、ドロドロ血液になります。
いくつかの原因をみてきましたが、ひとくちに「ドロドロ血液」といっても、原因の違いでそれぞれ血流のパターンが異なります。そこで、その原因別に分かり易く分類してみましょう。
≪ べたべたの血液 ≫
まず、白血球どうしがベタベタくっついて、血液の流れが悪くなるパターンがあります。過度のストレスや過労・喫煙などによって体内に活性酸素が増えるのが原因です。
≪ ネバネバの血液 ≫
次に高血糖の人に多い、血液がネバネバするパターン。血液中の糖分で赤血球の膜が変質し、毛細血管の中を赤血球が通りにくくなって、団子状に固まるのが主な原因です。
≪ ザラザラの血液 ≫
また、血小板の働きが異常に高まって、血小板が集まってくるザラザラのパターンというのもあります。アルコール飲料・糖分のとりすぎがその主な原因です。
≪ ツブツブの血液 ≫
そして最後に、赤血球の膜の柔軟性が失われて、赤血球が毛細血管を流れにくくなるブツブツしたパターンです。脂肪の取りすぎで悪玉コレステロールが増えすぎることが主な原因です。
ドロドロの血液
目は栄養素を最も必要として、消費しています
こういう人は、眼底検査で結膜の血管の状態を見ると、たいてい血液がドロドロしています。それでは血液が、どろどろ状態になると、目にどんな異変が起こるのでしょうか。
最初に影響が現われるのは目がショボショボする、字が読みにくい、ボヤける、などの症状です。次に、頭痛がする、肩も凝る、おまけに体がひどくダルい。これは一期症状の眼精疲労といわれています。
さらに進行すると、白内障 や 緑内障 、黄斑変性症 といった視野や視力に障害が起きる目の病気になります。
きれいな血液がサラサラと流れているところを想像してみましょう!目の細胞に栄養・酸素・水分の三大要素が豊富に運ばれていれば、自ずと老廃物も除去されます。その結果、目の機能は充分に維持されるのです。
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