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− マスコミが報道した「ルテイン」 −
【 わかさ 2001.12より抜粋 】
ルテインは白内障の特効薬で目の濁りが薄れ、
視力は急回復し、手術不要の人も続出 |
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白内障を防ぐ効力が絶大なルテイン
前の記事でも述べたように、白内障の主な原因は目の水晶体が酸化されることです。水晶体は酸化されると変性して白く濁るようになり、その結果、視界がぼやけてかすんでしまうのです。
そこで、白内障を防ぐためには、水晶体の酸化を抑える抗酸化成分の多い食品を努めてとるようにすすめられています。
では、抗酸化成分であれば、どんなものでも白内障に効くのでしょうか。実は、必ずしもそうとはいい切れないようです。例えば、緑黄色野菜には抗酸化力の強いカロチノイド(植物に多い色素成分)という成分が40種類近くも含まれているといわれます。
しかし、前の記事で紹介した米国での調査にあるように、同じカロチノイドの中でも、白内障に効果があるとはっきり認められている成分は、ルテイン(および性質もほぼ同じゼアキサンチン)だけです。
ルテインはもともと水晶体に含まれているため、食品から補うと水晶体に直接届いて、酸化を食い止める働きを発揮しているのではないかと考えられています。
3ヶ月で白内障がほぼ治った
さて、これまでの医学の常識では、水晶体がいったん白濁してしまうと、2度ともとには戻らないといわれてきました。そこで、白内障がある程度進むと、白濁した水晶体を取り除いて、水晶体の代わりとなる眼内レンズを挿入する白内障手術がすすめられています。
白内障の手術は、現在ではその技術も進み日帰りで簡単に受けられ、成功率も高くなっています。
とはいえ、目にメスを入れるのは抵抗があるため、手術せずに白内障を治したいと願っている人が多いのではないでしょうか。また、まれに白内障の手術が成功せず、症状があまり改善しないで悩んでいる人もいるようです。
白内障で現れる主な症状 |
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そうした人たちにとって救いの特効薬となるのが、「ルテイン」なのです。ルテインは、白内障の予防ばかりか、改善・治療にも優れた効果を発揮するということが、欧米での研究などでわかってきています。
白内障の改善効果については、日本でも眼科医の調べたデータがあります。その報告によれば、ルテインをとった白内障の患者さん50人全員の症状が改善し、視力も平均で0.4近く向上した、ということです。
一方、最近市販されるようになったルテインの栄養補助食品をとることで、白内障が大幅に改善した人の例も私のもとに多数報告されてきています。
例えば、60代の女性は、目がかすむようになり、病院で初期の白内障と診断されましたが、3ヶ月たったころから、目のかすみが消えました。同時に、テレビを見ていても目の疲れを感じなくなった、と喜んでいます。
また、白内障で、そのままでは手術が必要になるといわれていた70代の男性は、ルテインを飲んで1ヶ月たったころから、目のかすみやまぶしさのような、白内障特有の症状が軽減しました。そして3ヶ月後には、病院の検査で白内障による水晶体の濁りも薄くなっていることがわかり、視力も0.3から0.8に上がって、手術の必要がなくなったといわれたそうです。
さらに、仕事で車の運転をしている50代の男性は、運転中に目の疲れを感じて対向車のライトのまぶしさが気になるようになり、視力の衰えもあって医師の診断を受けたところ、白内障と診断されました。
仕事で車の運転が必要であるため、医師から手術を受けたほうがいいとすすめられたそうですが、この男性は手術がいやで知人にすすめられたルテインを飲むことにしました。
すると、数日後にはまず車の運転中には目が疲れにくくなり、1ヵ月後にはライトのまぶしさを感じなくなった、といいます。
そして、4ヶ月たったころには、視力も大幅に回復して、医師からもう手術の必要はないといわれ、驚かれたそうです。
初期でも進行した白内障でもよく効く
ルテインは白内障でも初期の人ほど改善効果が著しく現れます。
とはいえ、手術の必要なほど進行したケースでも確実に効いて、手術の不要になる人がおおぜいいるのも事実です。
ルテインは、目の病気の予防にために、1日6mgの摂取が望ましいといわれています。しかし、白内障にすでになってしまった人の場合は、改善例の人たちのケースから見ても、1日12〜15mgほどとったほうが効果が高まるようです。
白内障になってしまい、手術を受けるしか手はないとあきらめる前に、ぜひ試してみてほしいと思います。
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