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大豆レシチン
大豆レシチンは健康食品のキング
大豆レシチンの生産地はアメリカです。日本に輸入されてから50年位になります。現在、レシチンの知名度は高いのですが、その効用・使用法についてはあまり知られていません。
生命の基礎物質
レシチンは、学名をリン脂質と云い、不飽和脂肪酸にリンが結合しています。これが細胞の細胞膜を構成している成分で、脳にいたっては40%も含まれています。
この細胞膜は、血管を通ってくる血液中の栄養分と酸素を細胞内に取り入れる、いわば、ドアみたいな役割をしています。
この膜は酸化されやすく、補給しないとすぐに不足してきます。そうなると、細胞の働きは弱くなり、障害がでてきます。
人体の細胞は60兆個あり、皮膚から、毛根、目の中、脳、内臓、すべて細胞で構成されています。レシチンは、生命の基礎物質なのです。
血液をさらさらに
レシチンの作用はこれだけではありません。レシチンには乳化作用があり、血管内壁に付着したコレステロールや、血中の中性脂肪も溶解して、血液の流れを一段とスムースにしてくれます。ドロドロの血液がサラサラに変わり、レシチンの高脂血症抑制作用は不変的です。
ガン患者の血液は、溶けたアメ玉のようにベタベタしてくっついて、赤血球の働きをしていません。レシチンに含むコリンやイノシトールは、血液中のコレステロールや老廃物をきれいに洗い流し、ガンの血行性移転を防ぐことにもつながります。
糖尿病を解消!
レシチンに、さらに新しい事実が発見されます。ホルモン腺も血液と同じようにパイプです。このパイプも、老廃物で目詰まりを起こします。ホルモンを生産しているのに流れない。これもレシチンが洗い流すと、糖尿病が解消したり、女性特有の病も解消したりします。
コリン
大豆レシチンには、まだ役割があります。レシチンには、コリンという物質が含まれており、このコリンが体内に入ると、アセチルコリンに変わります。これは、運動神経、交感神経、副交感神経の伝達物質です。これがなかったら筋肉も、内臓も、脳も働かなくなってしまいます。コリンの量が正常であれば、神経系も正常に働くのです。
隣り合わせの役割り
下図の微絨毛や菌類のあるところは、腸管内部です。腸内は乳酸菌生産物質の作用するところであり、腸壁の外の小腸吸収細胞と血管は、大豆レシチンの作用するところです。
腸だけ見ても、吸収力を高めるためには、2つの成分が必要なのがお分かりいただけると思います。
免疫細胞を強化する
アガリクスを摂取することによって、免疫細胞を高めて「ガン細胞」を攻撃して排除しようとするのですが、その免疫細胞には必ず細胞膜があります。この時、「レシチン」の体内原料が少ないと、細胞膜も弱く、強力な免疫細胞を作ることができないことになります。
アガリクスが よく効く人と効かない人 の差は、ここにもあったのです。ガンと積極的に戦うためにも、レシチンの補給が必要になってきます。
〜 免疫系細胞の種類 〜 |
抗酸化物質だけでは回復しない
活性酸素が一番標的にするのが「不飽和脂肪酸」です。この脂肪酸は、活性酸素によって酸化されます。脂肪酸は細胞膜を構成する大切な要素です。
この脂肪酸が酸化すると、過酸化脂質となってしまいます。
すると、膜を通して行われていた物質の交換や、選択・排出する能力が失われ、細胞やミトコンドリアは死んでしまいます。
細胞の核の中には、遺伝子をつかさどるDNAがあります。これが傷害を受けると、健康維持など生命現象に影響を受けてしまいます。つまり、細胞膜は不飽和脂肪酸である大豆レシチン(リン脂質)そのものと言えます。この脂質を酸化させないために、抗酸化物質のポリフェノールやカテキン、カロチンなどを摂取するのです。
すでに失われてしまった脂質を再生することはできません。そこで、大豆レシチンによって「リン脂質」の補給をして、構造的に整えておけば本来の健康を維持することができるのです。
どのくらい食べたら有効か
1日7〜15グラムが有効量で、1〜2ヶ月続けると、健康上、美容上、体感することができます。カプセル入りのレシチンより、顆粒タイプの方が有利とされています。
10年間続けて飲んでいる人と飲まない人では、10年の若さの違いが出てきます。
栄養的価値
最後に、大豆レシチンは、ビタミンそのものでなく、ミネラルでもプロテインでもありません。しかし、その栄養的価値を見逃すことは、健康人生において、大きな手落ちとなると思います。
大豆レシチンを使った料理
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