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末期ガンも劇的に洽すとガン学会で話題の薬木
紫イペとは?
南米の薬木「紫イペ」
紫イペは、南米大陸のブルジルを流れるアマゾン川流域の、熱帯雨林に自生している広葉樹の一種です。正式の学名を、ノウゼンカズラ科タベブイア属のタベブイア・アベラネダエといいます。
ブラジルの熱帯雨林には、約3000種類もの植物が生い茂っているといわれますが、その中で紫イペは高さ30m以上、直径60p以上の巨木としてそびえ立ち、地上20〜30mの高さに枝葉を茂らせ、
赤紫色の花を咲かせることからことから紫イペと呼ばれています。
イペという樹木には、赤紫のほかにも白・黄色・ピンク・オレンジなどの色の花をつけるものもありますが、ブラジルの先住民たちは赤紫色の花をつけるイペだけを「神からの恵みの木」と呼び、その樹皮を貴重な薬として用いてきました。
南米で栄えたインカ帝国の時代には、すでに紫イペの薬効が知られており、16世紀には白人社会にもイペが広く利用され、金と交換されていたそうです。インドの指導者ガンジーもイペを30年間愛用していたと伝えられています。
貴重な薬として珍重されてきたイペですが、西洋医学の発達によって一時は忘れ去られました。しかし、最近になってその薬効が見直されて、数々の実験でその効果が確かめられるようになったのです。世界中でイペが再び注目されるようになったのは、20世紀の半ばを過ぎてからでした。
さまざまなガンに効き副作用もない
紫イペはあらゆるガンに効果
それでは紫イペはどんな種類のガンに効果があるのでしょうか。
特にどのガンに効くということはありません。舌、食道、胃、直腸、大腸などの消化器系のガン、肺、咽頭などの呼吸器系のガン、白血病・悪性リンパ腫などの造血器系のガン、子宮、乳、卵巣、前立腺、睾丸などの泌尿器系のガンなど、体中のあらゆるガンに効果があるとわかっています。
紫イペは、早期ばかりか、進行したものや末期の患者さんにも完全に治ったり、痛みなどの自覚症状が改善したりする人が少なくありません。また、抗がん剤による治療を受けている人の場合、脱毛は吐き気など強い副作用のあることが多いのですが、そういう人が紫イペをとったら、抗がん剤の副作用が軽減されることもよくあります。
以上のように、強力な抗腫瘍効果が期待できる紫イペですが、抗がん剤と違って副作用はほとんどありません。紫イペは世界中でこれまで50年以上研究が続けられてきましたが、その中で副作用として指摘されているのは下痢だけです。副作用を調べる試験においても、異常は認められませんでした。
紫イペがガンを早く攻撃する3つのシステム
ガンを退治する3つのシステム |
1.抗腫用作用
2.キラー細胞の働きも高める
3.ガン栄養補給路を破壊
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1.抗腫用作用
異常な細胞の集まりである「腫瘍」を退治する作用のことで、ガン細胞などの悪性の腫瘍を直接攻撃する働きがあります。
2.キラー細胞の働きを高めます
体内の異物を排除して、病気から体を守るための免疫システムに「ナチュラルキラー細胞」があります。これは、ガン細胞をいち早く見つけて殺すガン細胞退治の精鋭部隊で、紫イペはこのキラー細胞の働きを活発にします。
3.ガン栄養補給路を破壊
体内にガン細胞ができて増殖するとき、血管が新しく作られてガン細胞が養われます。その新生血管を消去させて、増殖を防ぎ、そしてガン細胞の発生を止めます。
ガン細胞から出た信号が近くの血管に届くと、血管新生によって新たな栄養血管が形成され始める。 |
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ガン細胞から出た信号が近くの血管に届くと、血管新生によって新たな栄養血管が形成され始める。 |
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ガン細胞から出た信号が近くの血管に届くと、血管新生によって新たな栄養血管が形成され始める。 |
図−3 新生血管の抑制
ガン細胞も細胞である以上、栄養補給が必要となり、栄養がなければ、ガン細胞は働かきません。ガン細胞の特異性は、自ら栄養補給のための血管を新たにつくっていきます。
紫イペ樹皮エキスの研究
1956〜1963年
イタリアのローマ衛生研究所では、紫イペに含まれているラパコールという色素に、抗菌作用のあることを確認しました。1956年には、イタリアのミラノにあるカルロ・エルバ研究所で、ラパコールに抗腫瘍作用(異常な細胞の集まりである腫瘍を退治する作用)のあることが動物実験で確認されました。つまり、悪性の腫瘍を直接攻撃する働きがあるわけです。
1960年
紫イペからラパコールという抗生物質と同様の成分が発見された。これはキノンの一種で、腫瘍の成長抑制およびガン細胞の殺傷効果があり、ガン治療に有効であることがアメリカの国立ガンセンターで立証された。
そして12種類のキノンがヨーロッパや日本での研究で発見されている。
紫イペは、体内の免疫システムが48%も向上したと、ミュンヘンでも報告されている。
1968年
ブラジルのレシーフェ抗生物質研究所での実験で、肉腫(サイコーマ180)の増殖を84%抑制した。単離精製されたラパコールよりも、微量を含む樹皮成分のほうが副作用がないことが分かった。
1995年
大森内科アレルギークリニックの大森隆史院長によって、肝ガン患者に紫イペエキスを摂取させたところ、1,100あったマーカーが50日後には正常値である20以下に低下し、NK細胞の基準値の20〜40%より10%と低かったものが80日後には20%を超え、肝ガンに効果があることが認められた。さらに、糖尿性患者に摂取させたところ、紫イペエキスによってインスリン抵抗性を改善する作用が認められた。
1996年
坂井俊之助(金沢大学ガン研究所免疫生物部)は、ヒトとネズミでの胃ガン、脳腫瘍、リンパ腫肝ガンに紫イペをふりかけたところ、24〜28時間以内で全てのガン細胞の増殖が止まり死滅したと、第55回日本がん学会総会で発表した。
紫イペエキスは、主にガン腫瘍に作用があることが判明しています。それも悪性腫瘍だけではなく、現在まで手術しか方法がなかった鼻茸(はなたけ)などの、「良性の腫瘍」 をも縮小する作用があることも実証されています。
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