トップページ > 糖尿病と乳酸菌生産物質
画期的な働きをする乳酸菌生産物質
最近、乳酸菌生産物質を飲むことによって、「糖尿病」や「合併症」の改善効果が短期間で確認でき、専門家たちを驚かせています。
では、どの様なメカニズムで改善効果が現れるのか?それに対しては、今のところ科学的に証明されていませんが、その謎の1つに「腸管免疫」がクローズアップされています。
腸は人体最大の免疫器官であった
免疫学は、まだ生まれて100年ほどの若い学問ですが、近年になって大きな発見がありました。それが「腸管免疫」です。
腸の粘膜に、腸管関連リンパ組織(GALT)という、全身の免疫組織とは異なった独自のシステムが働いている事が分かったのです。
免疫とは、自己とは異なる物質や病原菌(抗原)が体内にしたときに起こる反応(免疫応答)によって、抗体という物質が体内に生産され、両者が反応すると、感染症やアレルギーに対する防御など、様々な生体現象が起こることをいいます。
抗原と抗体は、鍵と鍵穴の関係にも似て、抗体を生産させる原因となった抗原と抗体は、特異的に結合する性質を持っています。
腸粘膜には、毎日多くの食物と一緒に有害な病原菌や毒物が入ってきます。しかし、腸内には多くの「消化酵素」や「神経伝達物質」、百種類を超える「腸内細菌」などがいます。いわば、砂漠でなくした指輪を探すように、有用物質の中から有害で不要な物を選択的に排除するのが、腸管のGALTを中心とした免疫機構です。
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腸は人体最大の免疫器官 |
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腸管免疫力が弱まる原因に、腸内の悪玉菌がはびこり、善玉菌である「乳酸菌」が減少することと考えられます。こうなると、内分泌系や神経系までまで犯され、機能が低下されます。
特に、インシュリンを生産するβ細胞や、インシュリンを受け入れる細胞のレセプターの低下、さらに末梢血管や動脈を硬化させ、血流を悪化させます。これ等が自前の在来菌である「乳酸菌の減少が原因」とつながっているとみています。
自前の乳酸菌を増やす
生まれたての赤ちゃんは乳酸菌が多く、成人になるとゼロになる人もいます。
赤ちゃん・・・・92%
離乳食を与えた赤ちゃん・・・20%
20歳の成人・・・10%
50歳の人・・・・ 0%
外から乳酸菌を補給しても、自前の乳酸菌とは系統が違うため、縄張りから追い出され、長居することができません。そこでどうしても自前の乳酸菌を増やす必要が出てきます。
乳酸菌生産物質の作用
乳酸菌生産物質は、乳酸菌の分泌物で、これが体内に入ると特定な酵素と結びついて、自前の乳酸菌が優位になります。自前の乳酸菌が優位になると、腸管免疫システムが作動し、内分泌系や神経系が活動するという説が有力とされています。
そして、即効的に血糖値が安定し、さらに人工透析を実施する寸前の人が、それを不要とした例もあります。
2001年11月20日
調査項目 |
成績 |
総蛋白 |
7.0 |
GOT |
20 |
GOP |
31 |
尿素窒素 |
16.4 |
クレアチニン |
1.0 |
尿酸 |
4.7 |
総コレステロール |
276H |
中性脂肪 |
513H |
HDLコレステロール |
58 |
LDLコレステロール |
166H |
血糖 |
302 |
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2002年4月4日
調査項目 |
成績 |
総蛋白 |
6.8 |
GOT |
18 |
GOP |
23 |
尿素窒素 |
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クレアチニン |
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尿酸 |
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総コレステロール |
221H |
中性脂肪 |
152H |
HDLコレステロール |
54 |
LDLコレステロール |
147H |
血糖 |
154 |
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腸管免疫と糖尿病との関係は、最近になって新たな視界を開いてきたようです。
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